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知的財産権講座(105)

和歌山大学顧問

杉本特許事務所所長弁理士 杉本勝徳

「商標について」@
 商標法第1条には「この法律は商標を保護することにより・・・業務上の信用の維持を図り・・・需要者の利益を保護する・・・」ことを目的として規定されている。すなわち商標の使用者の信用を維持することにより需要者の信頼を保護することである。商標は使用を継続する期間が長いほど商品に化体(一体化)された信用が大きくなるが、その間に他人による商標権侵害があると商標の使用者のみならず需要者もいわゆる偽物を掴まされるという被害を被ることになる。

従って商標法には偽物商品の取引においては罰則規定を厳しく設けられているだけではなく,商標権侵害の予備行為も刑事罰の対象としている。商標法第2条には商標権者以外の行為で予備行為を含めた商標の使用について侵害の態様を詳細に規定されている。

@商品その物に商標を付す行為(商標の使用)A商品の包装に商標を付す行為(商標の使用)B商標を付した包装紙の譲渡(予備行為)C商標を付した包装紙を譲渡のために展示、輸出入する行為D商標をインターネットで表示する行為E商標を付した看板を出す等の広告行為F商標を付した価格表、取引書類を頒布する行為等であるが、もちろん役務においても同様の行為は商標の使用とされている。

また、商標権に示された登録商標と同一は言うまでもなく、類似範囲においても上記行為は含まれる。

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