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知的財産権講座(59)

和歌山大学顧問

杉本特許事務所所長弁理士 杉本勝徳

「こんな発明あんな特許」(27)
日本には電柱が2500本程度あると言われていますが、大部分は郊外の道路沿いや山野に立設されています。その電柱に張られたワイヤーは電柱の立設が安定するために設けられたものですが、日本は山野に蔦性の植物が繁茂しており、張られたワイヤーを伝って蔦が電柱の頂部にまで達することがしばしば起こります。

そうすると蔦が電線に絡みついてショートする恐れがあり、特に深い山に設けられた電柱の場合は、電柱の特定だけではなく、その場所に到着することが困難な場合があります。そこで発明されたのが、蔦ストッパーで、直径20センチ長さ2メートル程度の筒体です。

これを長さ方向に半割にして中心部にワイヤーが貫通するようにワイヤーの中間部に嵌め込み、閉じてロックし筒体にする物のです。材質は合成樹脂で表面が滑らかに加工されています。この発明のポイントは内部が2重構造になっており、外気を遮断し易くされています。山深い場所では真冬は氷点下20度位まで達し、真夏は50度近くなる対策です。

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