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知的財産権講座(55)

和歌山大学顧問

杉本特許事務所所長弁理士 杉本勝徳

「こんな発明あんな特許」(23)
前回の続きで、小保方晴子さんのあの「STAP細胞」の発明について述べます。この特許出願の特許請求の範囲(クレーム)は実に74項目あり、出願書類も138頁に及びグラフと図面が51図ある大発明出願です。この74あるクレームの第1クレームは次の通りです。

1.「A method to generate a pluripotent cell, comprising subjecting a cell to a stress」と記載されています。また、代表的図面には棒グラフが示されており「LOW ph」「TRITURATION」「CELL MENBRANE DAMAGE」の3点の項目で顕著な結果が示されています。

最もグラフの高いのが「LOW ph」でこれはペーハー(水素イオン濃度)の低いほど(酸性)実験が高い数値を示しています。「TRITURATION」は細胞の粉砕であり、「CELL MENBRANE DAMAGE」は細胞膜のダメージで、いずれも実験結果は高い数値を示しています。次回に英語の簡単な翻訳を示してみます。


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